ソフトウエアで利用するライセンス管理プログラムについて、忘れないようにしておくための備忘録
ライセンス管理プログラム 概要
Flexlm
Flexlmは昔からよくあるソフトウエアのライセンスを管理するプログラム
Flexlmはライセンスマネージャ(Lmgrd.exe)と各ソフトウエアベンダーから提供されるユニークなベンダーデーモン(例:mvision.exe)とライセンスファイルで管理
Flexlmは仕様として様々な情報でサーバー情報の指定が可能(情報が取得しやすいMACアドレスが使われているものが多い)
Lmtools(GUI)やLmutil(コマンドライン)からライセンスプログラムの起動・終了、ライセンスの利用状況を確認可能
lmutilを用いたIDの確認方法
lmutil lmhostid
lmutil - Copyright (c) 1989-2005 Macrovision Europe Ltd. and/or Macrovision Corporation. All Rights Reserved. The FLEXlm host ID of this machine is "1234567890ABC"
Flexnet publisher
Flexnet publisherはFlexlmの新しいライセンス管理システム
Olicense
Olicenseは、Optimum GMBHによって作成されたライセンス管理システム
ドイツで開発されているCAEツールで利用されている場合が多い
サーバーマシンの認識は設定サーバーIDは、MACアドレス由来のもの(MACアドレスではない)をOlicenseのツールから取得
Olicense-Ctrl-ServerやOlixtoolから、ライセンスプログラムを管理(利用状況の確認もWebから可能)
RLM
RLMは、Reprise Softwareによって作成されたライセンス管理システム
Reprise License Manager(RLM)の略
LMX
LMXは、X-Formationによって作成されたライセンス管理システム
コマンドラインからライセンス利用状況の確認方法
ソフトウエアを利用したいとき、なぜかライセンスがいっぱいになっている。
だれが使っているのか?確認したい そんなときの確認方法
Flexlm(FlexNet)
Flexlmでは、lmutilコマンドを利用してその利用状況を確認可能(ライセンスサーバーのホスト名およびポート番号)
lmutil lmstat -c 27000@hostname -a
につけている場合が多いです。
MLM_LICENSE_FILE : Matlab
FlexPublisher
調査中・・・
Olicense
Olicenseでは、olixtool.exeを利用してその利用状況を確認可能
olixtool.exe -sv server_hostname:port_number –lck
- -sv : ライセンスサーバーをホスト名:ポート番号で指定
- -lck: 現在使用しているライセンスだけリスト表示
RLM
調査中・・・
DSLS
DSLSでは、DSLicSrv.exeを利用してその利用状況を確認可能
ライセンスサーバーおよびライセンスの利用状況のコマンドをまとめたテキストファイル(license_com.txt)を作成
- c hostname port_number (指定したライセンスサーバーに接続)
- glu -all -uo(使用しているライセンスをすべて表示)
- d(終了)
以下のコマンドで実行(DSLicSrvをAdminモードで起動して、license_com.txtを入力し、その結果をlicense_list.txtとして出力)
DSLicSrv.exe -admin -i license_com.txt -o license_list.txt
- -i : ファイル入力
- -o: ファイル出力
その他
ID確認方法
- MACアドレス:ipconfig /all
- ディスクのボリュームラベル:vol c: (dirでも可)
- ディスクのシリアル番号:wmic diskdrive get serialnumber
System Date & Timeの変更方法
システム上に最新ではないファイルのタイムスタンプが存在していると、RLMがクロックワインドバックを検出していて、ライセンスサーバーが正しく動作しない場合があり
確認方法:
コマンドプロンプト(cmd.exe)から次のコマンドを使用して、問題のあるファイルを確認
dir / od / ta C:\Windows >list1.txt(最終アクセス時間で表示およびソート)
dir / od / tw C:\Windows >list2.txt(最後の書き込み時間で表示およびソート)
出力されたテキストファイルから将来のタイムスタンプがあるファイルを確認
修正方法:
出力に将来の日付が表示される場合は、次のコマンドを実行して、ライセンスマネージャーが機能するようにタイムスタンプを適切に変更
これらのコマンドは、コマンドプロンプトで実行(または、内容を.batファイルに配置して、コマンドプロンプトから実行)
これらのサンプルコマンドを、将来の日付の各ファイルの実際のファイル名で更新する必要があり
一部のファイルは「最終書き込み時間」に基づいて将来の日付になり、一部のファイルは「最終アクセス時間」に基づいているため、将来の日付のファイルに対して正しいコマンドを使用
powershell $(Get-Item C:\Windows\SampleDirectoryName).lastwritetime=$(Get-Date) OR
powershell $(Get-Item C:\Windows\SampleFileName.dll).lastaccesstime=$(Get-Date) OR
powershell $(Get-Item C:\Windows\SampleFileName.exe).lastaccesstime=$(Get-Date)
サンプル:
powershell $(Get-Item C:\Windows\CSC).lastaccesstime=$(Get-Date)
powershell $(Get-Item C:\Windows\CSC).lastwritetime=$(Get-Date)
powershell $(Get-Item C:\Windows\RtlExUpd.dll).lastaccesstime=$(Get-Date)
powershell $(Get-Item C:\Windows\SwUSB.exe).lastaccesstime=$(Get-Date)
powershell $(Get-Item C:\Windows\runSW.exe).lastaccesstime=$(Get-Date)
powershell $(Get-Item C:\Windows\PidVid_List.txt).lastaccesstime=$(Get-Date)
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