航空機技術開発のために開発され、現在は自動車や産業機械等様々な分野で利用されているフランスのDassault Systems社製3次元設計ツール:CATIAについてまとめました。忘れないように共有します。
CATIAとは?
CATIAは、Dassualt Systems社が開発・販売している3次元設計を行うソフトウエアです。主に機械系のCAD(Computer Aided Design)で利用されています。
Computer Aided Three-dimensional Interactive Applicationの頭文字をとって、CATIAなんです。
CATIAはどんな経緯で開発されたんですか?
フランスのDassault社で,ミラージュ戦闘機開発のために 80 年代初頭までに開発が行われました。
CATIAの歴史については、元Dassault社でCATIAの父と呼ばれるFrancis Bernardさんが2003年5月に発表されているプレゼン資料(Short History of CATIA and Dassault Systems)を見つけましたので、見てみてください
この資料はCATIAとDassualt Systems社の歴史がとても分かりやすくまとめられており、CATIAをより深く知りたい方には大変おススメの資料です
CATIAはその成り立ちから航空宇宙の分野でよく利用されているんですね。
そうなんです。Boeing、BAE、エアバス、ボンバルディアなど多くの航空機の開発でCATIAが利用されています。
また、トヨタ、ホンダなど多くの自動車会社でもその3次元設計ツールとして利用されているんです。
CATIAで利用している3Dモデリングカーネル(3D形状を表現するコアテクノロジー)は何を利用していますか?
CATIAは市販の3Dモデリングカーネルを利用していません。独自カーネルです。また、2000年に買収したSpatial 社が提供しているCGM Core Modelerを用いることで、CATIAと互換性があるカーネルを利用した独自アプリケーションを作成できるようになっています。
CATIAについてよく理解できました。
コメント