【Point Cloud】色付きの点群は立体になる

CASE

レーザースキャナやポータブルスキャナ等から取得した大規模点群データ:ポイントクラウドについて、忘れないようにまとめておく備忘録です。

色付き点の集まりでただの点ですが、点ではなく、その集合である点群を遠くからみると3Dモデルになります。面白いですね。

PON
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ポイントクラウドって、なんですか?

KUMI
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ポイントクラウドは、点群を用いて既存の構造物を可視化する、現場のデジタル化に重要な技術の1つです。

PON
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ポイントクラウドはどのように活用されていますか?

KUMI
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実際に建造された構造物や古い建物では、図面と異なる場合が多いです。そのことで、レーザースキャナで現場をスキャンして、会社に持ち帰り検討することを行っています。現場の状況を確認し、机上で検討ができる大変有用なものです。

KUMI
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ポイントクラウドの有料ツールはたくさんありますので、無料のツールとサンプルデータを紹介しますね。

無料で使えるPoint Cloudツール

ソフトウエア名概要PTSLASE57PTXPCDPLYPOD
CloudCompare点群やメッシュ表示が可能×
Pointools ViewBently Pointoolsの点群ビューワー×× × × × ×
Pointools POD creatorPTS等をPODに変換
BentlyのHPに公開されていない模様
× × × × ×
FARO SCENE LTFAROのスキャナソフトの無料版× ×
GOM InspectATOSのスキャナソフトの無料版

PTS data format

PTSファイルは、通常LIDARスキャナーからのポイントデータを保存するために使用される単純なテキストファイルです。 最初の行は、計測したポイント数を示しています。 2行目以降は1行に7つの値があり、最初の3つはポイントの(x、y、z)座標、4つ目は「強度」値、最後の3つはRGBの各(r、g、b)値です。 (r、g、b)の値の範囲は0〜255(単一の符号なしバイト)です。 強度値は、その時点で表面によって反射された入射放射線の割合です。0は非常に悪いリターンを示し、255は非常に強いリターンを示します。PTSの記載例は以下です。

253730194 
-0.41025 -2.0806 8.00981 55 52 44 65
-0.63016 -1.84527 6.59447 228 228 230 225
-0.4766 -2.14446 7.91288 60 56 54 68
-0.52017 -1.51698 7.91458 60 58 50 71
-0.626 -2.46051 7.35187 152 140 160 161
-0.62371 -1.53502 7.46876 168 163 175 175
-0.62829 -2.27286 6.34905 208 204 213 212
-0.62614 -2.48739 7.36484 151 144 155 159
    :        :        :
    :        :        :
    :        :        :

CloudCompare

Windows、Mac、Linuxをサポートしている無料のポイントクラウドビューワーです。多くのファイルフォーマットの入出力をサポートしています。

サポートしているファイル形式:

  • 入力形式:FLS, PCD, VTK, TXT, NEU, PTS, PTX, PTZ, PLY, XYZ, E57, CPE, SFM, LAS, LAZ
  • 出力形式:E57, WRL, DXF, XYZ, XYB, IGS, PTS, CPE, LAS, SPW
CloudCompare snapshot

Pointools POD Creator&View

昔は無料ツールがあった模様。ただし現在は公開されていない可能性が高い。

FARO SCENE LT

FAROがレーザースキャンデータを確認するためのソフトウエア(FARO SCENE)の無料版(LT)です。スキャンしたポイントクラウドのデータを確認し、任意のファイル形式で出力できるため、データ変換にも利用できます。

サポートしているファイル形式:

  • 入力形式:FLS, PTS, PTX, PTZ, XYZ, E57, CPE, SFM, LAS, LAZ
  • 出力形式:E57, WRL, DXF, XYZ, XYB, IGS, PTS, PTX, FLS, CPE, LAS, POD, SPW

GOM Inspect

3DスキャナのATOSが提供しているビューワーツールの無料版です。STLデータを高速に表示できるツールで重宝します。CADデータも併せてインポートすることができ計測等もできるため、いろいろな場面で利用できます。

GOM Inspect Training Tutorials: Episode 2 - Basic Software Concepts -  YouTube

Point Cloudのサンプルデータ

データ名データ形式URL
Pump_points_exported_from_ReCap.pts PTShttps://truevis.com/pts-import/
渋谷地下街PTShttps://3dcel.com/opendata/

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